ABCプレース
文字を使いますが、単語の知識は必要ありません。各行列に同じ文字を1回ずつ置き、外側から見える先頭を合わせます。空きマスを飛ばして読むことが、自作の小さな例題を解く鍵です。
文字は行列に1回ずつ
問題で指定された文字を、各行と各列にちょうど1回ずつ入れます。この入門例は3×3でAとBを使うため、各行列に空きが1マス残ります。外の文字は、その方向から空きを飛ばして最初に現れる文字です。
左のヒントは左から右へ、上のヒントは上から下へ読みます。右と下は逆向きです。ヒントのない側にも行列の規則はありますが、先頭文字の指定はありません。
図が収まらないときは、左右にスクロールできます。
空きを飛ばす順番を比べる
図が収まらないときは、左右にスクロールできます。
1上段の候補を3通りにする
図3黄色は注目する上段です。まだ文字の位置は確定せず、3候補を比べます。 図が収まらないときは、左右にスクロールできます。
- 見る
- 左側にAがある上段。
- すること
- 候補を「AB空・A空B・空AB」の3通りにする。
- 理由
- 左から最初がAなので、上段は「AB空」「A空B」「空AB」のいずれかです。Bから始まる並びは使えません。
2中央列の上からBを使う
図4上段だけを確定。×は文字を入れないマスです。 図が収まらないときは、左右にスクロールできます。
- 見る
- 中央列の上のBと、中段の右のB。
- すること
- 矛盾する候補を除き、上段をAB空にする。
- 理由
- 「空AB」は中央列の先頭がAとなるため不可。「A空B」を仮置きすると、中段の候補「AB空」「A空B」は1列目のAが重複し、「空AB」は3列目のBが重複します。右からBが見える中段の全候補が消えるため、この仮置きも不可。上段は「AB空」です。
3中段と下段を確定する
図5完成。各行列にA・Bが一つずつ、外側から最初に見える文字も一致します。 図が収まらないときは、左右にスクロールできます。
- 見る
- 各列にすでに置いたA・B。
- すること
- 中段を空AB、下段をB空Aにする。
- 理由
- 中段は右からBが先頭。上段と列の文字を重複させない並びは「空AB」です。残った下段は「B空A」。各列にもAとBが1つずつ入り、中央列の上からB、上段の左からA、中段の右からBが成立します。
図が収まらないときは、左右にスクロールできます。
候補の列を短く書き出す
小さな盤面では、1行の候補をすべて書いて列で交差させる方法が確実です。3×3でA・B・空なら6通りしかありません。左右のヒントで候補を減らし、上ですでに使った文字を同じ列に置く候補を消していきます。
大きな盤面では、端のマスに入れられない文字を先に除きます。上からAというヒントなら、一番上のマスはAか空であり、BやCにはできません。ただし上端を必ずAと決めるのは早すぎます。空きがいくつあるかを数えて、Aを置ける最も遠い位置も調べます。
空きも解答の一部
文字を埋めない場所が残っても、解き残しとは限りません。完成図の×は空きを表します。外側の文字を盤内にそのまま隣接させる必要はなく、空き越しに見えても構いません。文字列を単語として読んだり、AからBの順番に並べたりする規則はありません。
右から見える文字
答えと考え方を見る
左からB、右からAです。真ん中の空きは読み飛ばします。この例では下段に左右のヒントはありませんが、ヒントを付けるならそれぞれこの文字になります。
競技でも使われる配置問題
参照した競技問題の説明では、各行列に指定文字を1回ずつ入れ、外の文字を先頭に合わせる形式が示されています。語彙を当てる問題ではなく、配置の制約を読む論理パズルです。この資料は規則の確認に利用しましたが、元の競技盤面は転載していません。作者や最初の成立年はここでは断定しません。
出典
この記事の例と答えは、説明のために作ったものです。答えや「最短」「ほかに解がない」といった主張は、プログラムで規則を再現して確かめています。説明文と図は、下の資料を参考に独自に書き起こしたものです。
- WPF — Buchstabensalat rules(Otto Janko)
https://www.janko.at/Raetsel/WPF/001.a.htm
確認日 2026年10月1日。基本ルール。掲載されている問題・図・解答は利用せず、例題は別に制作した。
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